VRM・MMDのアバターを、Cyclesで

マテリアルを作り直さず、Cyclesでトゥーン表現へ。

水面の反射も、木漏れ日も、魚眼レンズも。VRMやMMDのアバターを、Cyclesの光と影の中へ連れていけます。ボタンを押すだけでトゥーン調のマテリアルとアウトラインに変換。仕上げは、お好みで。

Repository URL https://utagestudio.github.io/CyclesTooner/index.json
EEVEEでレンダリングしたアバター。キャラクターはMToonの見た目だが、背景に日差しが出ていない CyclesToonerで変換してCyclesでレンダリングしたアバター。木漏れ日が顔や体にも落ちている EEVEE・MToon Cycles・CyclesTooner
左右にドラッグして、EEVEEとCycles(CyclesToonerで変換)を見比べられます。どちらも見やすさのために多少調整しています。 モデル:AvatarSample_B(VRoid)
Toon BSDFCycles向けマテリアル変換
VRM / MMDMToon・MMDShaderDevなどを変換
Geometry Nodes背面法アウトライン生成
Blender Extensionsリポジトリから導入・更新

What's new

更新履歴

v1.28.3Contactボタンを削除
  • Blender Extensionsの審査での指摘に従い、パネルの一番下にあったContactボタンを削除しました。アドオンからWebページを開くことはなくなります。
  • お問い合わせフォームとGitHub Issuesは、引き続きこのページとREADMEの「お問い合わせ」から利用できます。
v1.28.2パネルのラベルを英語に統一
  • パネルのボタンと項目名が、どの言語設定でもドキュメントと同じ英語で表示されるようになりました。これまで日本語表示では、Convert、Revert、Opacityなど一部だけが日本語になり、残りは英語のままでした。
  • ツールチップと操作メッセージは、引き続きBlenderの言語設定に従います。
v1.28.1スクリプト再読み込みの安定化
  • アドオンのスクリプトを、Blenderがエクステンション向けに推奨する方法で読み込み・再読み込みするようにしました。「スクリプトを再読み込み」でアドオン全体が読み直されます。
  • テキストエディターからアドオンのスクリプトを直接実行する使い方には対応しなくなりました。エクステンションとしてインストールしてください。
v1.28.0マテリアル単位のNo Shadow / Emissionトグル
  • Material欄にNo Shadowトグルを追加しました。目などの変換済みマテリアルが、Cyclesで影を落とさないようにできます。
  • EmissionトグルとEmission Factorスライダーを追加しました。マテリアル自身の色を陰影なしで混ぜることで、白目などが陰の中でも沈まないようにできます。
  • どちらのトグルも、Apply OpacityやConvertの再実行後も維持され、Revertで取り除かれます。
  • 変換したすべてのマテリアルにCyclesTooner_AlphaOpacityノードが作られるようになり、変換後にAlphaをつなげられます。以前に変換したマテリアルには、次回のConvertまたはApply Opacityで追加されます。
  • CT_Outlineのウェイトを0にした部分が、GPUでのレンダー時に模様が出たり消えたりする問題を修正しました。該当する面にはアウトラインが作られなくなります。既存のアウトラインはRefresh Outlineで更新できます。
  • パネルの一番下にContactボタンを追加しました。言語設定に合ったお問い合わせフォームが、使用中のバージョンが入力された状態で開きます。
v1.27.0メッセージの日英対応
  • 操作時のメッセージ、警告、ボタンのツールチップ、プロパティの説明が、Blenderの言語設定に合わせて日本語または英語で表示されるようになりました。
  • ツールチップに内部向けのメモではなく各ボタンの説明を表示するようにし、Add Outlineが変換済みモデル向けの機能であることも明記しました。
  • プリファレンスでレポートやツールチップの翻訳をオフにすると、英語で表示されます。
v1.26.3パッケージの整理とドキュメントの改善
  • 拡張機能のパッケージから開発用のファイルを除き、インストールされるのはアドオン本体、README、ライセンスだけになりました。
  • 拡張機能の紹介文を「EEVEE向けトゥーンアバターをCyclesで使うためのツール」という内容に改め、Renderタグを追加し、Webサイトのリンク先をこのドキュメントサイトにしました。
  • アドオンのメタデータの作者表記をutagestudioにしました。
  • READMEとこのサイトを、クイックスタート、対応シェーダーの表、変換前の注意事項、トラブルシューティングを中心に再構成し、Unitypackage ImporterのUnlit変換についても記載しました。

キャラクター制作とセルルック向け

読み込んだ素材を、Cyclesのトゥーン表現へ素早く寄せる。

MToon、VRToon、UnityToonはEEVEE専用のShader to RGBノードで陰影を作るため、Cyclesでレンダリングするとトゥーン調の見た目が崩れます。 MMD(MMDShaderDev)もEEVEEでの表示を前提に作られています。CyclesToonerは、これらのマテリアルをBlender標準のToon BSDFに置き換え、 テクスチャ・色・法線・透明度をできる限り引き継ぎます。

Toon BSDFへ変換

Principled BSDFをToon BSDFへ置き換え、対応するColor・UV・Normal・Alpha・Opacity経路を 引き継ぎます。変換後のノードを自動整列し、意味のある未接続ノードは安全に退避します。 VRToon変換時は、後からAdd Outlineで使うウェイトとThicknessも退避します。 Unitypackage Importer が生成するUnityToon v1は、ベースカラー・Normal・Alphaの経路をCycles向けのセットアップへ引き継げます。

  • Principled BSDFからToon BSDFへ変換
  • MMDShaderDev / mmd_shaderを直接変換
  • VRM MToonを直接変換
  • VRToon変換時にアウトライン情報を退避
  • Unitypackage Importer のUnityToon v1とUnlitを直接変換

Cycles向けアウトライン生成

選択オブジェクトの最上位親を基準に、Geometry Nodesで背面法アウトラインを生成します。 レンダー無効のメッシュは対象から除外し、内部用SourceコレクションもView Layerから除外します。 VRToonから変換したモデルでは、Convert時に退避したウェイトとThicknessを再利用します。

  • オブジェクト基準のアウトライン対象
  • CT_Outlineの自動作成と頂点ごとの太さ制御
  • 退避したVRToonウェイトとThicknessを再利用
  • 更新・削除ツールを搭載

Opacity / Smoothを一括調整

選択オブジェクトと子階層の変換済みマテリアルに、OpacityとToon Smoothをまとめて適用できます。 アクティブマテリアルは個別調整にも対応します。 目や白目などは、マテリアル単位のトグルで仕上げられます。

  • 一括Opacityスライダー
  • 一括Smoothスライダー
  • マテリアル単位の調整
  • 影を落とさないNo Shadowトグル
  • 陰影のない見た目を加えるEmissionトグル

クイックスタート

4ステップでモデルを変換。

3Dビューポートのサイドバー(Nキー)の Tool タブに CyclesTooner パネルがあります。

  1. 変換前に.blendファイルを保存します。
  2. ArmatureやEmptyなどモデルのルートを選び、Convert を押します。選んだオブジェクトとその子孫すべてが変換されます。
  3. モデル内のどれか1つのオブジェクトを選び、Add Outline を押します。
  4. Cyclesでレンダリングし、必要に応じてSmooth、Opacity、アウトラインの色と太さを調整します。

変換前の注意事項

  • Convertは元のシェーダーを削除します。MToon、MMDShaderDev、VRToon、UnityToon、Unlitのマテリアルは、Revertしても元の構成には戻らず、簡易的なPrincipled BSDFになります。
  • 陰影色、MatCap、リムライト、スペキュラー、発光は、Toon BSDFでは再現されません。
  • VRToonのアウトラインはConvertで削除されますが、太さは保存されるため、Add Outlineで作り直せます。
  • Add Outlineは、モデルの階層にあるすべてのオブジェクトを新しい <ルート名>_Collection に移動します。
  • ConvertはレンダーエンジンをEEVEEからCyclesに切り替えます。
Blenderで生成されたCyclesToonerアウトラインのプレビュー
プレビューを表示できません Outline Generator

Cyclesで扱いやすいアウトライン

Cyclesレンダラーできれいに表示しやすい、背面法のアウトラインメッシュを生成します。

Blender Get Extensionsに表示されたCyclesTooner
プレビューを表示できません Blender Extensions Install

拡張機能リポジトリから導入

リポジトリURLを一度追加すれば、BlenderのGet Extensionsから更新を検出できます。

Cyclesだからできる表現

トゥーンモデルを、Cyclesらしい画作りの中へ。

VRMやMMDのアバターを、トゥーン調の見た目で、水面の反射、魚眼レンズ、 ボリュームライトなどのCycles表現と組み合わせられます。

Cyclesでレンダリングした水面表現とトゥーンキャラクター
プレビューを表示できません Water Surface

水面表現

反射、透明感、水面の揺らぎの中に、トゥーン調のキャラクターをなじませます。

Cyclesの魚眼レンズ表現とトゥーンキャラクター
プレビューを表示できません Fisheye Lens

魚眼・広角表現

魚眼や広角のカメラ表現でも、トゥーンモデルを背景やエフェクトとなじませて見せられます。

Cyclesのボリュームライトと霧の中にいるトゥーンキャラクター
プレビューを表示できません Volumetric Light

ボリュームライト

霧、逆光、光芒を加えて、セルルックのキャラクターに映像的な空気感を加えられます。

Blender 4.5 LTS以降

拡張機能リポジトリからインストール。

  1. Blenderで 編集 > プリファレンス > エクステンションを入手 を開きます。
  2. リポジトリ から リモートリポジトリを追加 を選びます。
  3. CyclesToonerのリポジトリURLを貼り付けます。
  4. 更新チェックを有効にし、一覧から CyclesTooner をインストールします。
Extension repository https://utagestudio.github.io/CyclesTooner/index.json index.jsonを開く

動作環境

Blenderでのトゥーンレンダリング制作に。

Blender
Blender 5.2 LTS推奨 / 4.5 LTS以上
Renderer
特にアウトライン機能はCycles推奨
License
GPL-3.0-or-later
Documentation
日本語README / English README

対応ツール

CyclesToonerは、以下の外部ツールで作成・読み込みされたマテリアルの変換に対応しています。 各ツールはCyclesToonerとは独立したプロジェクトであり、本アドオンには同梱されません。

素材クレジット

紹介画像では、以下のキャラクター、シーン、モーション素材を使用・参照しています。 最新のライセンスや利用条件は各配布元ページを確認してください。

お問い合わせ

不具合の報告、要望、質問はお問い合わせフォームから送れます。 GitHubのアカウントをお持ちなら、Issuesに書いていただいてもかまいません。